【保険見直し④】やめてよかった保険5選と、今の保障の考え方【家庭の価値観ベース】

「とりあえず入っておいた方が安心かな」「今入らないと損しそう」——そんな思いから保険に入りすぎていた時期が、わが家にもありました。
医療・がん・収入保障・貯蓄型…気づけば毎月数万円の保険料が引き落とされ、家計の重荷に。
でも、「本当にこのままでいいのかな」と感じはじめた頃から、少しずつ見直しを始めました。

FPさんとの出会いや社会保険労務士としての知識をふまえ、公的制度や家庭の現金・行動力も含めて「備え」を考えるようになってからは、保険の役割を“分けて考える”という視点が持てるように。
不安ベースで入っていた保険を見直したことで、家計にも気持ちにも余白が生まれました。

この記事では、実際にやめてよかった保険5つを「やめやすかった順」にご紹介し、現在の保険の持ち方や、わが家なりの価値観もあわせてまとめています。


目次

保険を見直し始めたきっかけ

わが家ではこれまで、医療保険・がん保険・収入保障保険・貯蓄型保険など、さまざまな保険に加入してきました。
でも、「保険=安心のすべて」ではないと気づき、保険の役割を**「万が一の保障」と「資産形成」**に分けて考えるようになってから、家計にも気持ちにも余裕が生まれました。

独身時代に大手保険会社の商品に加入し、結婚後は保険の窓口で再契約。
さらにネット型の保険に見直したあと、段階的に解約してきたという流れがあります。


やめてよかった保険5選(やめやすかった順)

① 子どもの医療保険|自治体の助成で十分でした

出産直後、「子どもにも保険が必要かも」と不安になって加入しました。
「あとから入れなくなったら困るかも」という思いもありました。

でも、自治体の医療費助成制度により、医療費はほとんどかからず。
使うこともないまま、半年も経たずに「今は必要ない」と判断して解約しました。

✅ 不安ベースで「とりあえず」入っていた保険。今は制度と現金で備えるスタイルに。


② 大人の医療保険|高額療養費制度でカバーできる

私は独身時代に、夫は結婚後に勧められて加入していた医療保険。
「入ってて当然」という気持ちで長く続けていました。

でも、高額療養費制度や傷病手当金といった公的保障を理解したことで、考え方が一変。
生活防衛資金も確保できていたため、「わが家は必要ない」と判断し、夫婦ともに解約しました。

✅ 「入っていないと不安」より、「制度でカバーできるから大丈夫」という実感が得られました。


③ 貯蓄型保険|つみたてNISAやiDeCoへ移行

教育資金や老後資金の準備目的で、外貨建て・円建ての保険に複数加入していました。
「保険で貯めるのが安心」と思い、年間140万円近くの保険料を支払っていた時期もあります。

でも、為替リスクや解約返戻率、運用効率などを見直した結果、
つみたてNISAやiDeCoで自分たちで増やす方が柔軟で納得感があると判断。解約を決めました。

実際にわが家では、トータルで約150万円の損失が出てしまいました。
でも、「もっと早く気づけてよかった」と思っていて、行動したことに後悔はありません。

✅ 「損が出るからやめづらい」と思っていたけど、納得して手放すことで前に進めたと今は思っています。


④ がん保険|特約の使用頻度と保険料を再考

「先進医療が心配」で加入したがん保険。
年1万円ほどの保険料でネット型のシンプルな保障でした。

ただ、実際の治療は標準治療が中心で、特約の使用機会も限られていることが分かり、
内容と保険料のバランスを見て「ここも整理しよう」と判断しました。

✅ 安心のために入っていたけれど、必要性を見直してスッキリしました。


⑤ 収入保障保険|遺族年金や貯蓄で対応可能に

マイホーム購入時に団信(団体信用生命保険)に加入済み。
さらに不安から収入保障保険にも加入していました。

でも、遺族年金・貯蓄・掛け捨て生命保険を組み合わせればカバーできると判断。
何度か見直しを経て、最終的に解約しました。

✅ 最後まで残していた保険。やめる決断で「もう大丈夫」と思えるようになりました。


今の保険はこの3つだけ。わが家の最適解

🔹 火災保険(必要最小限)
マイホーム購入時に加入。火災・水災・風災など建物リスクへの備えとして継続中。
個人賠償責任特約は、自動車保険に付けることもできるため、重複しないように調整しています。

🔹 自動車保険(任意保険)
自賠責(強制保険)だけでは補償が不十分なため、対人・対物・車両などの民間保険に加入。
「任意」とはいえ、実質的には必須と考えています。

🔹 払い済み終身保険(夫・私 各1本)
保険料の支払いは完了済。日本円建てで年1%以上の運用が継続中。
元本割れしておらず、将来的には投資にまわす可能性もある“資産の一部”として保有中です。

✅ 最低限だけど、「今のわが家にはちょうどいい」。そんな保険のバランスです。


保険を選ぶときの「わが家の価値観」

💡 貯蓄と保障は分けて考える
💡 なんとなく不安で入りすぎない
💡 制度・現金・行動力も“備え”のひとつ
💡 起きる確率は低いけど、損失が大きいものに備える
💡 安心が「思考停止」にならないよう、納得して選ぶ


公的制度を知ると、民間保険に頼りすぎなくなる

社会保険労務士の勉強を通じて、
高額療養費・傷病手当金・遺族年金など、公的保障がいつ・どんな場面で役立つかを体系的に学びました。

その知識があったからこそ、保険に頼りすぎずとも、生活を支える選択肢が見えてきたと感じています。


まとめ|保険の見直しは少しずつでOK

保険の見直しは、一気にやめる必要はありません。
わが家も、気持ちや家計のタイミングを見ながら、少しずつ“最適化”してきました。

保険を減らしたことで、毎月の固定費が下がり、
「不安だから入っておく」から「自分で考えて備える」へと、意識も大きく変わりました。


💡 この記事とあわせて読みたい:

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

このブログの人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次