副業を始めてみると、「どこまで経費にしていいの?」という疑問に必ずぶつかります。
とくに在宅で作業をする主婦にとって大きいのが、パソコンやネット回線、電気代や家賃といった“家事按分”の考え方。
生活と仕事が同じ場所で重なるからこそ、使用割合をどう出すかがポイントになります。
私自身も最初は「どれくらいなら妥当?」「やりすぎたら指摘される?」と悩みました。
本やネットで調べても、人によって数字が違っていて、どこが正解なのかわからない。
けれど、帳簿づけを続けていくうちに、**大事なのは「自分なりの根拠をもつこと」**だと気づきました。
たとえば、作業時間やスペース、実際の使い方など、自分の生活に合った考え方をもとにすればいいんです。
私は開業1年目でまだ手探りの段階ですが、少しずつ“自分に合うやり方”が見えてきました。
この記事では、私が実際に計上しているもの・していないものをリアルに公開しつつ、
家事按分を決めるうえでの考え方や、やりすぎない安心感を大切にしている理由も紹介します。
「経費ってむずかしそう」と感じている方も、自分なりの考え方を見つけるヒントになればうれしいです。
経費にしているもの
| 項目 | 按分割合 | 根拠・考え方 |
| パソコン(MacBook Air M3) | 90% | ほぼ副業専用で使用。ブログ・学習用途(4年償却) |
| インターネット代 | 16.8% | 起きている時間(17時間×7日)を基準に、副業20時間で算出 |
| ルーター | 16.8% | インターネット使用割合に準じて按分 |
| 電気代 | 11.9% | 1週間の副業時間(20時間)を168時間で按分 |
| 家賃 | 11.9% | 同上。生活全体の中での副業時間比率 |
| スマホ通信料 | 10% | 通話・SNS確認・サイトチェックなど最低限の業務使用分 |
| スマホ本体 | 10% | 通信料と同様の割合で計上予定 |
| YouTube Premium | 50% | 副業学習や動画リサーチに活用 |
| ChatGPT Plus | 100% | 記事作成・構成・リライトに直接使用 |
| マネーフォワードクラウド | 100% | 帳簿作成・確定申告に使用 |
| プロゲート・リベシティなど | 100% | 副業・学び目的のため全額計上 |
どの割合も今後変わる可能性がありますが、
開業1年目の現時点ではこのように計上しています。
数字はあくまで「私の場合」の例であり、副業の内容や作業時間によって割合は変わります。
無理なく説明できる範囲で決めておくと、安心して続けられます。
経費にしていないもの
| 項目 | 理由 |
| 文房具 | デジタル中心で、使用頻度が少なく私用との区別が難しい |
| ガス・水道代 | 生活寄りの支出で仕事との区別がつけにくい |
| 家具・家電 | 家族も使用しており、業務専用ではないため対象外 |
| 食費・日用品 | 生活に必要な支出のため対象外 |
迷ったときは、「副業がなくても必要か?」をひとつの基準にしています。
この問いを置いておくと、経費を入れすぎて不安になることも減り、気持ちもラクになります。
家事按分の考え方(時間ベースで算出)
私は「時間ベース」で按分を行っています。
ただし、費用の種類によって、計算のもとにする時間を変えています。
- 家賃・電気代など生活に関わるものは、
1週間のうち副業に使っている時間(約20時間)を**168時間(24時間×7日)**で割って算出。
→ 約11.9%
つまり、1日の生活全体の中で副業が占める割合で考えています。 - インターネットやルーターなど通信系は、
寝ている時間を除いた**起きている時間(17時間×7日=119時間)**をもとに、
そのうち副業に使っている時間(20時間)の割合で算出。
→ 約16.8%
通信は仕事中に集中して使うため、生活時間のうちでの使用割合を基準にしています。
このように、項目によって基準を分けて算出すると、より実態に近い按分になります。
根拠を帳簿や備考欄にメモしておくと、確定申告時も安心です。
スペース按分という考え方も
時間ベース以外に、「スペース按分」という方法もあります。
自宅の中で仕事に使っている部屋やデスク周りの面積をもとに、
家賃や電気代の経費割合を算出するやり方です。
たとえば、家全体の20%を仕事スペースとして使っているなら、
家賃や電気代の20%を経費に計上
という形でもOKです。
どちらを選んでも大切なのは、自分の働き方に合った根拠を持つこと。
私は時間ベースを採用していますが、固定のワークスペースがある人にはスペース按分もおすすめです。
開業1年目に感じた「リアルな迷い」
帳簿をつけ始めると、数字に強くなった気がする一方で、
「これってどっち?」と判断に迷うことも多くあります。
そんな時に意識しているのは、“一貫性をもって説明できること”。
「同じ考え方で毎月処理しているか」さえ守れていれば、
あとで割合を変えるときも整合性を保てます。
私は月ごとに迷ったことを備考欄にメモして、翌年見直すようにしています。
「やりすぎない安心感」もメリット
経費をできるだけ多く入れたほうが節税になりますが、
やりすぎると不安やリスクも増えます。
私は「グレーゾーンは避ける」「説明しやすいものだけ入れる」というルールにしてから、
帳簿づけがぐっとラクになりました。
“安心して続けられること”こそが、節税以上のメリットだと感じています。
「やりすぎないこと」も節税のうち
家事按分はグレーゾーンも多い分、“安全側”に寄せるのが一番長く続けやすい。
経費に入れなくても、青色申告の65万円控除があるので、十分節税効果はあります。
節税は「お金を使わないで得をする工夫」。
だからこそ、“使わなくてもできる節税”から意識することが大切だと感じています。
まとめ
- 副業1年目の今は時間ベースで按分
- 費用ごとに「起きている時間」「1週間全体」で算出
- スペース按分という方法もあり
- 「副業がなくても必要か?」を基準に判断
- 無理に経費を増やさず、説明できる範囲で計上
- グレーゾーンは避けて、安心感を優先
家事按分は、最初から完璧にしようとしなくても大丈夫。
「試しながら慣れていく」ことで、少しずつ自分のスタイルが見えてきます。
これからも「必要なものを必要な分だけ」を意識して、
副業と家計の両立をしていきたいと思います。
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